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すべての女性をハーブの力でハッピーに!注目のフェムテックスタートアップrosy tokyo 高橋万里菜さんインタビュー!

更新日:2021年8月19日



高橋万里菜
プロフィール
日本ハーブセラピスト協会認定セラピスト。
幼少期からハーブに囲まれて過ごし、慶應義塾大学および、Stanford Universityにてデザインを学ぶ。2018年には、一人ひとりに合わせてAIがハーブの調合を提案するサービス「herbox」をリリース。趣味は世界中の心地良い場所へ旅することとワイン作り。ワイナリーのある、ニュージーランドで羊を3匹飼っている。現在、東京と屋久島の二拠点で生活している。

取材・文・編集・デザイン:今井みさこ


今井みさこ:高橋万里菜さんとは大学生からの仲です。お互いに成長し会社を立ち上げ、またお互いの想いに共感し、この対談を掲載できることとなり、とても嬉しいです。

今回はrosy tokyoの取り組みや、ウェルネス(心と身体の健康)、女性ならではの悩みとハーブのある生活についてお伺いしていきます。まず最初にrosy tokyoの取り組みを教えて下さい。


高橋万里菜rosy tokyoはロージートウキョウと読みます。ヨーロッパで長年薬草として日常に寄り添って使われているハーブを使い、女性特有の心とカラダの健康をサポートするサービスをつくっています。


コンセプトは東京をもっとバラ色に。

忙しい都会で働く方々の心と体に寄り添って、自然の力で元気になってくれることによって、ひとりひとりの人生が花開いていく。ひとりひとりに寄り添ったライフグルーミングパートナーでいたい。そういう想いで起業しました。


今井みさこ:それぞれのライフスタイルに合わせたウェルネスということですね。わたしは、東洋医療の先生に診断していただき、漢方を処方されるようにになって、健康を共に考えるプロフェッショナルに並走してもらうということが、すごく心強いし精神的にも身体的にもいいということを体感していたところです。


高橋万里菜:些細なカラダの不調とか、今日はなんだか元気ないなぁみたいな時に、相談できる人がいるっていうだけで心強いですよね。


今井みさこ:ヨーロッパのハーブを日本人女性の生活に取り入れるというアイディアは、万里菜さんの幼少期の体験が影響しているのでしょうか?


高橋万里菜:はい。わたしはタイで生まれて、ポーランドとフランスに住んでいました。ヨーロッパでは日常的にハーブを使っています。例えば、風邪気味なときはセージティーやカモミールティーを飲む。薬ではなく、まずは自分の治癒力に頼る。ポーランドに住んでいたときに、父親が庭にハーブ園を作っていて「歯が痛い、なんか調子が悪い」ときはその バーブを使ったハーブティーを飲ませてくれました。その経験がサービスに反映されています。


今井みさこ:日本ではなかなかできない経験ですね。


高橋万里菜:そうなんです。東京に帰国した際は本当にカルチャーショックでした。

東京って美味しいものがたくさんあるし、コンビニも100円均一もあって、欲しいときにほしいのもがもすぐ買えるし、何も困らない。ポーランドよりも物質的な豊かさっていうのが圧倒的だったので、東京に帰国することが楽しみでしょうがなかった。

だけどいざ帰国したら、みんななんだか忙しそうで、心の豊かさっていうのがあまり感じられなかった。

世界中巡ってみて、東京が一番忙しそうだと感じました。

その後、社会人になって広告代理店で働いていたときは、仕事優先でプライベートなんてなくって。自分が5年後、10年後この先輩みたいになるのかなと考えたときに、その生き方をしたいと思えなかった。その人達が悪い生き方というわけではなくて、わたしはそうはしたくないいう気持ちが起業のバネになりました。


今井みさこ:その気持ちすごくわかります。だから東京をもっとバラ色になんですね。


高橋万里菜わたしたちのサービスを通じて自分らしく、自然体で生きるということの大切さを伝えていきたいです。今新しく作った月経前の一週間をケアするサービス”ROSY Week”は、PMSを抑えてくれるハーブティーをお送りするものです。このサービスでは自分の”女性性”を受け入れ、ゆらぎがあるからこそ、休む時間が必要で、休むことって悪くないよ、休むことを積極的に楽しもうよという提案をしています。

自分らしく生きるっていうことは、自分を認めてあげること。素直にそれを認めてあげやすくするようなサービスを目指しています。





今井みさこ:とてもいいですね!わたしは生理と仕事との付き合い方をずっと模索しています。

わたしの場合、生理一週間前はイライラして、腹痛になる。この時期には打ち合わせを入れないようにしようと心がけてはいたけど、休むことはいけないと感じてた。みんな我慢しているんだから、わたしも我慢しなくちゃとか、生理で休むと女を使ってると思われてしまうのではないかとかそんなことを考えて、痛み止めを飲みながら乗り切っていました。

体調が悪いのは自己管理ができていないからなんだと自分も責める時期もありました。

だけど、生理前〜生理中を寝込んでしまうほど辛いというのは、何か異常がある可能性があるから、病院に行くべきだし、ハーブなどを使った自然のもので痛くない状態になれることを過去のわたしには知ってほしい!


高橋万里菜:そういう人に”ROSY Week”はおすすめです。”ROSY Week”にはわたしが生理前に試してきたくさんの知識が詰まっています。わたしの生理前の過ごし方はお花を飾って、アロマを焚いて、ハーブティーを飲む。そして、美容室やエステに行ったり。自分にとってのご褒美時間に変えています。生理前はネガティブ思考になり経営の判断ができなくなるので、そのときは判断しないようにしてます。


今井みさこ:今後妊娠したい人にもおすすめですか?


高橋万里菜:そうですね。お使いいただけます。生理が辛くてピルを飲んでいる人もたくさんいますよね。

そういった人はピルではなくて、ハーブを使うことで生理期間を心地よいものに変えられます。


今井みさこ:自然のちからで生理や体質を改善できることを最近まで知りませんでした。家族ができて、わたしの健康は家族の健康に通じることになる、わたしがゴキゲンでいることが家族も笑顔になれると最近気づき、自分自身の健康についてもっと知識がほしいと思っています。

ハーブのある生活とはどういうものですか。


高橋万里菜:自分の体調にあったハーブティーが家に置いてあって、体調はもちろん心の状態に合わせてそれを飲んだりしています。あとはお料理の中でちょっとアクセントとして使ったり。ハーブは葉っぱという意味なので、毎日の生活の中に自然を感じたりとか自然の恩恵を取り入れる、そういう意味でも使っていています。


今井みさこ:大磯にサロンもオープン準備中とのことですが、大磯にサロンを作ろうと思ったきっかけは?


高橋万里菜大磯に導かれてしまったんです。東京から1時間以内で来れるし、すぐ目の前が海でとても素敵な場所です。元々はサロンを作ろうという構想はなく、配送のための倉庫を探していたのですが、物件をみたら直感で「ここ良い!」と感じ、その日にここにサロンを作ると決めました。


今井みさこ:万里菜さんが毎日ゴキゲンに過ごすために心がけていることはありますか?


高橋万里菜わたしは”ご褒美思考”を大切にしています。

自分がどう生きたいか、どうありたいかを考える時に、自分にとってこの未来はご褒美なのかな?という視点をもつことを意識しています。

自分がその未来にワクワクして臨場感を感じれたらその状態に行ける。逆に現実的に考えすぎて、やらなくちゃということに押しつぶされたり、辛くなっちゃったりとかしますよね。

なので、自分にご褒美を与え続けることを心がけています。


今井みさこ:この思考を身につけるためにはどうすればいいですか?


高橋万里菜:まずは自分がどうなりたいかを考えて、そのあと優先順位をつけます。

時間がないと感じているなら、それは自分が決めて忙しくしているだけ。忙しいって心を亡くすって書きますよね。その状態は周りが見えなくなってしまうので、自分のあるべき姿を想像して整理することが大切です。仕事を変えたり、一緒にいる人を変えたり、環境を変えたり、いろんなやり方がありますよね。


自分のなりたい、あるべき姿になるにあたって、知っておいてほしいことは、人って自分が心地がいいと感じるところに戻ろうとするんです。例えば、東京のランナーは1月に一番増えます。1月にやろうと決めて始める人が多い、だけど続かない。

人ってコンフォートゾーン(心地がいいと感じるところ)に戻ろうってしちゃう。コンフォートゾーンと自分の理想とするあり方をちゃんとイメージすることが大切です。

その中でも、その状態にいるときの臨場感を感じることがとても重要です。

例えば、乗りたい車を試乗しに行く、ホテルでラグジュアリーな体験をするなど、ありたい自分を自分で疑似体験をしていく。そうすると脳がこの状態が心地いいんだと勘違いをして、自分がなりたい姿の考え方に自然となっていくんです。そうすると今いる環境とか仕事をコンフォートゾーンとは違うということを感じて、なりたい姿に自然と近づいていく。スケート選手の羽生結弦さんは行きの飛行機の中で号泣するらしいです。なんででしょうか?


今井みさこ:何泣きなんだろう?怖い映画とか見て、この状態に戻りたくないって思うとか?


高橋万里菜:そこがポイントですね。行きの飛行機の中で優勝して嬉しい&感謝の想いを流す。帰りの飛行機を疑似体験しているんです。あとはリラックスして、滑るだけの状態にしている。

先が見えていたり、今後どうなるかを知っていると安心しますよね。

例えば、初めて行く場所ってドキドキするし、着くまで時間も長く感じるけど、何度も行っている場所に行くときって携帯見ながらでもいけますよね。臨場感を持たせると勝手に体が動いてくれるから、自然なんです。寒いときに鳥肌がたったり、暑いときに汗をかいたり。それは自分がしなくちゃと思って、やっていることではなくて、自然にカラダと脳が作用している。その作用を使って、カラダと思考をなりたい自分に近づける。また、複数ゴールを持つことでより臨場感が高まるので、具体的にイメージするとより効果的です。例えば、どんな服を着て、どんな人といるのか、そのときの髪型や体重までも想像しちゃう!そうすると、現実になるのが早いと思います。


今井みさこ:おもしろい!わたしは自分合わせと名付けて定期的に紙に書き出しています。自分がやりたいこと、やったほうがいいこと、やらなくちゃいけないことについて悩むことがあるんです。そういうときは、世界の動きと今の自分、なりたい自分を書き出す。そんなふうに定期的に思考を整理すると迷わなくなる。それは万里菜さんの言う、ご褒美思考に近いかな?


高橋万里菜:定期的に可視化するのも大切ですね。


今井みさこ:あとはわたしは寝る前に「今日楽しかったこと10個」を家族で話すようにしています。

そうすると、些細なことも楽しいと感じれるようになるし、相手がどんなことを楽しい、嬉しいと感じるのか知ることができる。あとは、「明日はこんな日になるといいな」と話すこと。これは娘とやっていて、明日の予定とどうなってほしいかを話すと、当日余裕がもてるんです。こうなってほしい、こういうスケジュールだって知っているから。


高橋万里菜:そういうの大事ですよね。それって気持ちの余裕がないことだけど、習慣にするといいですね。わたしは、「今日もいい日になる」って一言口に出すようにしてます。


今井みさこ:それなら、どんな人始められそうですね。ご褒美思考を自分も実践していきたいです!


高橋万里菜:どんなに忙しい人でもできますよね。

わたしはバリキャリで働く女性をもっとハッピーにしたいです。彼女たちが変わっていったら日本社会は変わる。

そういう人にハーブやこういうご褒美思考を取り入れてほしいです。


今井みさこ:そういう人たちが変わっていくことで、本人たちも健康になるし、そういう人に憧れている人たちにもよい影響を与えてサイクルが回っていきそう!話は変わりますが、おすすめのプロダクトを教えてほしいです。これを持っているとゴキゲンになれるものなどあればぜひ!


高橋万里菜ローズギャラリーさんが扱う日本で最高級のバラですね。ここのバラはすごくて、2週間くらいきれいに咲いてくれます。生命力がすごいんです!そのバラを見ていると元気をもらえます。


もうひとつはシルクの枕カバー!枕カバー変えて眠るだけで髪の毛とか肌が変わります。シルクは擦れないし、触り心地が気持ちがいいし、睡眠の質があがります。


あとは、キラキラセラピーと呼んでいるんですけど、キラキラのものを身につけることもわたしのゴキゲンルーティンです。

指輪やブレスレットはキラキラしているのが見えるので、身につけるとテンションが上がります。このGrace Pearlはサスティナブルなジュエリーで、おすすめですよ。


最後におすすめしたいのは、温泉水99です。鹿児島の垂水温泉のお水で、今まで飲んだ水の中で一番カラダに合っています。浸透力が高いのでコーヒーやお米をいれると味も見た目も全然違います!成城石井などで手に入るのでぜひ飲んでみてください。


今井みさこ:今後のプロジェクトについて教えて下さい。


高橋万里菜:現在大磯にサロンをオープン準備中なので、オープンしたらぜひ遊びに来ていただきたいです。また、今回はクラウドファンドで行った、”ROSY Week”をより多くの人にお届けしたいです。

今後のプロジェクトとしては、リトリートツアーを企画しています。ご褒美リトリートツアーと、セクシャル・ウェルネス・リトリートツアーの2種類です。


今井みさこ:セクシャル・ウェルネス・リトリート!?


高橋万里菜:気になりますよね。

ご褒美リトリートツアーはさまざまな場所でその土地のものとか、ホテルとかを活かしてご褒美になるようなプログラムを企画しています。

もう一つセクシャルウェルネスリトリートは、3チャプター構成です。

チャプター1はセルフラブをテーマにしたコンテンツ。女性性を受け入れて、自分を愛すことをテーマにしたいと考えています。チャプター2はセルフラブしたものをお互いにシェアしあう。セルフラバーズと自分らしさについてを共有できる場をつくりたいです。最後のチャプター3はラバーズ自分とパートナーとのコミュニケーションや、女性性と男性性をテーマにセクシャル全体のコンテツに沿った専門家をお呼びして、お話を聞き交流し、自分らしさを開花してもらいたいです。


今井みさこ:おもしろそうですね!さまざまな出会いがありそう。


高橋万里菜:専門家の方には女医さんに来ていただいてお話していただいたり、デリケートゾーンのケア商品を出している社長さんに来ていただいて、なぜデリケートゾーンケアが大切なのかお話を伺って、実際に使ってみたりなどを考えています。


今井みさこ:わたしはチャプター3が気になります。パートナーとの付き合い方は夫婦で模索して、いろいろ試しているので。


高橋万里菜:今構想中なので未確定なところが多いですが、パートナーの状況や気持ちだとか状態を把握する技術や、自分の想いや考えを相手にどう伝えるかなどコミュニケーションについてもテーマとしておもしろそうですね。あとは、お互いを癒す存在だったり、お互いにパワーを与える存在が一番ベストな関係性だと感じているので、パートナーが自分のタイプに合うのかを知れるというものよさそうですね。今のパートナーが自分と合っているのかなど客観的に知れる。


今井みさこ:パートナーを見つけるためにもまず自分を知ることが大切だったりするんですね。このリトリートは、自分を知って、愛して、パートナーや周りの人も大切にする。そんなサイクルが回っていきそう。


高橋万里菜そうですね。あとは自分のヌード写真を撮ってみる体験とかもやりたいです。

女性の体ってすごく美しいから、今の自分っていうの客観的に見て、自分でこんなに綺麗なんだって感じてほしいです。

アメリカやヨーロッパだとレディーファーストで、「かわいいね」「きれいだね」と言葉のシャワーを女性に浴びせてくれますよね。だけど、日本ってそうじゃない。せめて、カメラの前ではその人のよさを表現する言葉を浴びて、自分を受け入れて、自分らしい姿を撮る。


今井みさこ:それは、自分を知るっていうのと、自分を受け入れるっていう両方の体験ができそうですね。


高橋万里菜:コンプレックスだって思ってた部分を受け入れたれたり、モデルみたいな体型であることが美しいんじゃなく、自分が心地よいと感じられることが素晴らしいということを知ってほしいです。写真を撮って、もう少し体を絞りたいと思うんだったら絞ればいい。


今井みさこ:緊張するけどちょっとやってみたい気持ちになってきました!これからの企画がとても楽しみです。最後に読者の方々にメッセージをお願いします。


高橋万里菜:rosy tokyoは世界中に支店を置いて、活動していくことが目標のひとつです。世界中の人たちが自分らしく自然体で生きるお手伝いをしたいと考えています。

今はまず、”ROSY Week”をきちんとお届けすること、サロンをオープンすることに集中していますが、今後もさまざまなプロジェクトを企画しているので、ぜひInstagramなどをフォローしていただいて、情報をゲットしてもらえると嬉しいです。


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