top of page

Forbes JAPANとNTTドコモビジネス、共創プロジェクトを評価するアワード「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」をピックアップ!

  • 執筆者の写真: まこ
    まこ
  • 3 時間前
  • 読了時間: 7分
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 

2026年8月26日(水)、企業が持つレガシー(資産)を活かす事業共創プロジェクトを発掘するアワード「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」の授賞式がオークラ東京にて開催されました。



Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARDとは

Forbes JAPANとNTTドコモビジネス株式会社(旧NTTコミュニケーションズ株式会社)が主催する「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD」は2023年よりスタートし4度目となる2026年は、共催経済産業省が後援に加わり、裾野を広くプロジェクトを募集。多様なプレイヤーの挑戦にスポットライトが当てられました。本アワードは、企業が持つ技術やネットワーク、ブランド力といったレガシー(資産)を活用して、他社との共創により社会的インパクトを生み出す優れた事業共創プロジェクトを表彰するものです。 「Xtrepreneur」(クロストレプレナー)とは、複数の企業がクロス(共創)してプロジェクトを遂行する、起業家精神(アントレプレナーシップ)を持ったプレーヤーを指します。既存の資産(レガシー)をオープンに接続し、新たな価値を生み出すことで、複雑化する社会課題を解決することをミッションとしています。レガシーは単体でも価値を持ちますが、オープンに広く接続することでさまざまな価値を生み出し、あらゆる社会課題を解決する可能性を持っています。


審査基準は大きく3つの観点をもとに行われています。

1、「日本発・グローバル」世界にイニシアチブを取るポテンシャルがあるか 

2、「インパクト」社会課題や世の中全体に向け大きな影響をもたらすことができるか 

3、「意外性」発想をゆさぶられるようなアセット・レガシーの組み合わせがあるか


未来をつくるのは、

「新しいもの」だけじゃない。

共創から生まれるサステナブルな可能性


「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 

オークラ東京で開催された「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」の授賞式には、社会の未来を見据え、さまざまな領域で挑戦を続ける人々が集いました。本アワードが光を当てるのは、ひとつの企業だけでは生み出せない新しい価値。企業や地域、研究機関などが、それぞれの技術や経験を持ち寄り、社会課題の解決に挑む「共創プロジェクト」を評価するものです。


 会場で発表されたのは、次世代医療をはじめ、環境・食・航空安全・エネルギー・ものづくりなど、私たちの暮らしにもつながる6つのプロジェクト。グランプリに輝いたのは、ミライズウェルメディカルグループ、MEDiDENT、日南による「失敗できる患者」。医療支援と教育を組み合わせた、日本発の次世代プラットフォームです。


「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」

 授賞式で受賞者の言葉に耳を傾けていると、それぞれのプロジェクトに共通しているのは、華やかな「新技術」だけではないことです。たとえば、海の資源を未来へつなぐ養殖技術、AIを活用して航空の安全性を高める取り組み、衛星データとAIを掛け合わせたエネルギー開発、そして日本の熟練した加工技術とデジタル技術を融合したものづくり。異なる分野の知恵を掛け合わせることで、これまでにはなかった可能性が生まれています。「サステナブル」という言葉から、私たちはつい、環境に配慮した商品を選ぶことや、ものを大切に使うことを思い浮かべがちです。もちろん、それもとても大切なことですが、今回の授賞式で感じたのは、サステナビリティには、もっと大きく、そして前向きな可能性があるということでした。すでにある技術や知恵を眠らせるのではなく、誰かの強みとつなげて、新しい価値へと育てていく。ひとつの企業では難しいことも、異なる分野の人たちが一緒になることで、未来の「当たり前」になっていくかもしれません。


 サステナブルな未来とは、何かを我慢してつくるものではなく、今あるものを大切にしながら、よりよい形へアップデートしていくことだと改めて実感する時間となりました。私たちの毎日の暮らしも、きっと同じ。ものを選ぶとき、食事をするとき、旅をするとき。その一つひとつの選択の先に、どんな未来を描きたいのか。今回の授賞式は、社会を変える大きな挑戦を知ると同時に、自分の暮らしの中にある「未来への選択」にも目を向けるきっかけを与えてくれる時間でした。



授賞プロジェクト


グランプリ&メドテック賞

「失敗できる患者」を実装する、日本発・次世代医療支援/教育プラットフォーム

(ミライズウェルメディカルグループ/株式会社MEDiDENT/株式会社日南)

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」

3D Clone Model(3Dクローンモデル)を開発。3D Clone Modelとは、患者のCTやMRI、顔面スキャンなどの身体データをもとに、0.02mmという超精密な精度で硬組織(骨など)と軟組織(皮膚や血管など)を多素材・フルカラーで一体成形した次世代の実体医療モデルです。アメリカ、スタンフォード大学など海外の大学、医療機関からも関心が寄せられています。



リジェネレーション賞

.Garbon(ガーボン)

(株式会社Gab/株式会社大木工藝/共和ライフテクノ株式会社/株式会社オカムラ)

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 

会社の名称は「Garbage(廃棄物)+ Carbon(炭素)」を組み合わせた造語に由来。「.Garbon」とは、再利用が難しかった廃棄物(廃プラスチック・衣類・食糧残渣・木くず・汚泥など)を、燃やすのではなく「炭化」させることで機能性を持った原材料(人工皮革・左官材・中綿・ペレット・顔料・活性炭・肥料など)を作り、人工皮革などの素材へと生まれ変わらせる新循環ソリューションです。



フードイノベーション賞

トリガイの種苗生産で「世界の海の畜産革命」を起こす

(株式会社チキンクラム/宮城県漁業協同組合 女川町支所/宮城県牡鹿郡女川町)

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」

江戸前寿司の高級ネタ「トリガイ」は天然資源への依存度が高く、種苗生産が課題だった。これに対してチキンクラム、宮城県漁協、女川町が連携して、わずか1年間で生産技術を確立。生残率1%から事業化ラインとされる4%到達を目指し、官民一体で生産規模の拡大を進め、トリガイを安定生産し、新たな産業へ育てようとしている。「トリガイは人類を支える新たな“世界的なタンパク源”になり得るポテンシャルがあると思っているからです」(株式会社チキンクラム/長谷川翔亮さん)



セーフモビリティ賞

AIによる乱気流予測で航空安全を高める産学連携プロジェクト

(BlueWX株式会社/ANAホールディングス株式会社・全日本空輸株式会社/慶應義塾大学)

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」

乱気流は航空事故の最大要因でありながら、物理法則だけでは高精度な予測が難しかった。ANAと慶應義塾大学の共同研究から生まれたBlueWXが、10年超のパイロット報告データをAIに学習させ、日本上空での予測精度86%という世界最高水準に到達。国内外の航空会社への展開が期待される。



エネルギーソリューション賞

衛星データ×AIで蓄電所用地開発を支援するDeal Techプロジェクト

(株式会社WHERE/株式会社パワーエックス)

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」

再生可能エネルギーの普及に不可欠な系統用蓄電所は、送電線への近接性や地盤条件など要件が多く、用地確保が大きな課題だった。JAXA発のWHEREが衛星データ×AIで候補地を探索・スクリーニングし、パワーエックスの蓄電所開発を用地取得から一気通貫で後押ししている。



デジタルクラフツマンシップ賞

計算解析と熟練加工技術による次世代自動車構造の共創

(Nature Architects株式会社/株式会社浅野)

「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 
「Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026」 

 自動運転化・電動化により車両重量は増加を続け、「軽量化」と「衝突安全性」はトレードオフの関係にあった。Nature Architectsの計算解析技術と浅野の熟練金属加工技術を融合し、従来の設計限界を超える衝撃吸収構造を量産価格で提供できる体制を整えた。




Forbes JAPAN Xtrepreneur AWARD 2026審査員

・片山 幹雄 Kconcept代表取締役社長 東京大学生産技術研究所 研究顧問

・坊垣 佳奈 マクアケ 共同創業者 / 顧問

・巽 達志 住友商事 執行役員 CDO・CIO DX・ITグループ長

・尾﨑 典明 一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ副代表理事、国立大学筑波大学客員教授

・松本博子 学校法人女子美術大学 共創デザイン学科長

・山中大介 NEWGREEN 代表取締役CEO

・戸松 正剛 NTTドコモビジネス 統合マーケティング部長 OPEN HUB for Plural Futures代表

 ・谷本 有香 Forbes JAPAN Web編集長

 


 

取材・構成・文/木村真悠子



 
 
 

コメント


bottom of page